今すぐ食べたい岩がき!
わがまま気ままのサマーホリデー

買い物

車で海岸エリアを走っていると「岩がき」と書かれたのぼりを発見。

それ以来、いつも心の中に岩がきが…。夏の滋養のためとか英気を養うとか、岩がきを食べる口実にうんちくを語りたいところだけど、とにかく今はフレッシュな岩がきを味わいたいの!一口にペロリといきたいの!そしてそれが叶うのが夏の庄内の特権なの!あ〜岩がきが食べたい!今回はそんなわがままを叶えた、とある休日の過ごし方。

観光客や岩がきビギナーにもおすすめ、
ふらっと岩がきを食べにいくならココ! 

産直、鮮魚販売、パン屋、食堂などを併設している「道の駅鳥海ふらっと」

遊佐町にあるこの産直は、朝採れ野菜の販売の他、イカや貝の串焼きなど焼き立ての海の味覚を味わえるとあって平日でも大賑わい。お魚を中心とした手作り総菜など、ここならではの目玉商品が通年で購入できるのも魅力のひとつ。旅行誌などでもよく取り上げられていて、私も取材で何度か足を運んでいる。

新鮮な野菜が購入できる農産物直売所「ひまわりの会」。白ナスなど遊佐ならでは野菜もチェック

遊佐町の特産野菜のひとつ「パプリカ」

岩がきは例年6月からお盆頃までの販売となり、庄内浜産を中心に提供している。中でも遊佐町吹浦(ふくら)産の岩がきは、甘さとなめらかな食感が美味しいと好評。しかしながら近年、環境の変化で収量が随分と減っているそう。この時は7月中旬だったけれど、まだ1回しか販売にいたっていないのだとか。

そ・れ・が、なんと良きタイミング!この日は「吹浦産」を販売しているではありませんか〜!うれし!

吹浦産の岩がき、1個800円

早速販売コーナーにて注文

①まずは岩がきコーナーに並ぶ。

平日でも賑わっているけれど、休日になるとオープン時から行列ができてお店からはみ出るほどに!

吹浦周辺の岩がきは水深2〜40mに生息。ミネラルをたっぷり含んだ鳥海山の伏流水が海底から湧き出し、海水は夏場でもひんやり。これが美味しい岩がきが育つ源なんだそう

②順番になったらケースからお好みの岩がきをチョイス

ちなみに貝殻付きの時点で中身の大きさはわからない、ここは自分の目利きにかかっている!

トングを使い、セルフでザルにのせる

③お会計 

みなさんに行き渡るようにひとり3個までの個数制限あり。ぜひご協力を♪

選んだらお店の方に渡してお会計

④殻むきコーナーへ

ガツっと包丁を入れて殻をむいてもらう。一個剥くのにものの10秒ほど!?素早い!

殻むきコーナーではふたりの職人さんが待機!

⑤イートインコーナーでパクリ!

産直に併設のイートインコーナーは自由に利用できる。

私はちょっとツウぶって、ごはんセット(300円・税込)を別途注文。これをやってみたかったの!庄内はどこのお店でもお米が美味しいけど、ここも間違いなく美味しい!

食堂にてごはんと味噌汁、漬物がセットになった「ごはんセット」を購入。別のコーナーで購入したお総菜や海鮮焼きをカスタマイズしてもOK 

オリジナルで「岩がき定食」が完成〜!お米は庄内産つや姫

岩がきの販売は9時から16時頃まで。無くなり次第終了だけど、頑張って毎日仕入れ中とのこと!短い旬の味覚を味わうべく、必ずまた行こう!

そうそう、人気商品のひとつ「焼き銀ガレイ」も忘れずにチェック!先に注文してちょうど良い焼き上がりまでしばしお待ちを。焼き立てはカリッ、ジュワーで、う・ま・い〜!

テイクアウトも可能

手作りのお総菜はボリュームもあってリーズナブル!

西浜海水浴場で海岸散歩

海水浴場手前にある吹浦漁港。一気に非日常の世界が広がる

せっかくのお休みは、岩がきに夏の要素をもう少しプラスしたい。道の駅から車で5分程のところにある西浜海水浴場へやってきた。ここまで来たら、さらにオフモード全開!海開き直前だったのでまだ海水浴客は見当たらず、こんなに広い海を独占!

南北にのびる庄内浜には10ヶ所、離島の飛島をいれると11ヶ所の海水浴場があって、場所によって砂浜だったり、ゴロゴロとした岩場で磯遊びが出来たりと、浜辺や海の特徴が変わる。

日本の快水浴場百選(環境省)にも選定されている

ここは広く続く白い砂浜に遠浅の海、徒歩圏内にはコテージ村やキャンプ場もあって夏休みの人気エリアだ。私が小学生の頃、地域の行事でサマーキャンプに来た場所でもある。いつもワクワクしながら参加したっけ。あの冒険感はいくつになってもすぐ思い出せる。

そんな思い出があるからなのか、おとなになっても海は大好きな場所。海水浴シーズンになると「今日はここ、来週はあっち!」と転々としながら、浮き輪で波乗りを楽しんでいる。どこも好きだけれど砂浜に直接足を入れて波と触れあう感じってずっとやってたくなるよね〜。

砂浜に足が、埋まる〜〜!

さっき食べた岩がきの磯っぽい風味を思い出しながら、波打際を眺めてぼんやり過ごす。それだけで日々の疲れをリセットしてくれるの。海は最高のパワースポットだよ。

夏よ、まだいかないで!

基本情報

名称/道の駅鳥海ふらっと
営業時間/9:00〜18:00(12月〜2月9:00〜17:00)、直売所9:00〜17:00(12月〜2月9:00〜16:30)
休業日/1月1日
ホームページ/http://www.chokai-flat.com/
アクセス/JR吹浦駅から車で約4分
駐車場/197台  

名称/西浜海水浴場
開設期間/7月中旬〜8月中旬
開設時間/8:30〜17:00
ホームページ/https://www.yuzachokai.jp/
アクセス/JR吹浦駅から車で約4分
駐車場/200台  

本間聡美

本間聡美

Harvest Photographer 庄内生まれ、農家の娘。 都会に憧れ、早く都会に出たい一心で、進学を機に東北の都仙台へ。卒業後は撮影、制作の仕事に従事。仙台ライフを楽しみつつも、仕事を通じて出会う地方のひとたちの力強さに魅力を感じ、自分の故郷を気になりはじめました。 仙台と庄内の2拠点生活などを経て2015年から庄内を拠点に活動をスタート。現在はフリーランスとして東北の、食・農・人・風土などの撮影を手掛けています。 今もやっぱり冬は苦手ですが、雪解けから一気に進む季節の彩りに、すっかり魅了されっぱなしデス。 移動、お散歩、寄り道好き、まっすぐ家に帰れません。

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