アフター5は、たらのきだいスキー場に集合!頭を空っぽにして、白銀を爽快にすべる

遊ぶ・体験

遠くの山にキラキラ光る、スキー場の明かり。定時にきっかり仕事を切り上げ、その明かりを目指し鶴岡市内から30分ほど車を走らせて、櫛引地域にある「たらのきだいスキー場」にイン!目的地が近づくと、小さな背中がスキー板を抱えて歩く姿がちらほら。スキー場が近所だと、こんな風に歩いていけるんですね。羨ましいです。

着くや否や、目に飛び込むのは白銀のゲレンデ。

ウィンタースポーツとは無縁の人生だったので、ツマはゲレンデを見るのはこれが初めてです。「CMで観たことあるやつだ〜!」と大興奮。流行りのJ –POPが流れ、なんとも言えない高揚感に包まれます。友人とは、ロッジで待ち合わせ。寒さに我慢できず、自販機の「あたたかい」のボタンをついつい押してしまう。こういった場所で飲む、缶のコンポタって特別に美味しく感じますよね。

滑る前にお手軽準備

ウィンタースポーツ初心者でも、装備に関してはウェアからフルレンタルできるのでご安心を。ロッジ1階はレンタルコーナーなので、足りないものや、忘れてきちゃった〜なんてうっかりも大丈夫。スキーヤーの友人は、靴と板をレンタル。サイズも種類も豊富です。スキーだけではなく、スノーボードもレンタル可能です。

身長を測るため、扉に引かれたライン。実家の柱のような愛しさがあります。

レンタル料金は上記の通り。(2023年1月現在)

装備が完了できたら、早速ゲレンデへ!
まずは怪我防止のために、準備運動をしましょう。アキレス腱を伸ばして、腕を伸ばして。
「お先にー!」と言わんばかりに颯爽と過ぎて行く風の子を横目に、縮こまった体を運動モードに切り替えます。

ウォーミングアップを済ませたら、リフト券売り場へ。

今回買ったのはナイター券。17時から滑り始めれば2,000円(大人料金)で4時間も楽しめちゃいます。回数券はシーズン中に使えるので、慣れていない方は、回数券もおすすめ。
滑っている途中でリフト券を落としても再発行はできませんのでご注意を…。(ちなみに筆者は、4回5回滑ったあとに券を落とし、20分くらい捜索しました。)

五感がフル稼働!スキー場を楽しむ

滑るのはオット担当。
リフトに乗ると頂上に近づくにつれて、気分も高まっていきます。個人的におすすめしたいのがリフトを降りたところの3色のライト。

普段見ることのできない色の付いた影は、エモい映えになること間違いなし。

数十メートルほど、なだらかな道を進み、右足をビンディングにはめてコースに入ります。ナイターで滑ることができるのは、中級コースを除く5つのコース。リフト乗り場の脇に、ゲレンデガイドの看板があるので、日中滑る際はどのコースを行くかチェックしてみてください。私は、1年振りの感覚を取り戻すべく、まずは初級コースへ。

手作り感のある、雪だるま看板がお見送り。

目印の看板の通り、滑り始めると体が覚えていて、思っていた以上にスムーズに進んでいきます。体にあたる風と冬の匂いを楽しみながら滑っていくと、街の明かりが見えてきます。都会のような、大きなビルの明かりはないけれど、平野にポツポツと見える優しい光は綺麗なものです。

板のどの部分に体重を乗せるのかを思い出しながら、大きめのターンを繰り返してゆっくりと下っていきます。滑っている途中でも3色に分かれた影と対面することができます。

一番下まで滑り終えたら再度リフトへ。1回目はテンションが上りすぎていて見落としていましたが、リフトに乗ったからこそ見られる景色がそこには広がっていました。

2回目は、先程よりもスピードを出して滑ってみました。重心を落として、腹筋と背筋に力を入れ、短めのターンを繰り返していきます。速度が上がってくると、本能的に危険を察知するのか、背筋がひんやりとしてきます。危険も多少付きまといますが、これもまたスノーボードをするときにしか味わうことができない醍醐味の一つとも言えます。

板と雪の接地面積を小さくするように注意しながら滑っていると、あっという間にリフト乗り場に到着しました。数回滑っていると、仕事終わりの友人がもう一人合流。

都会に住んでいると、スキー場に行くのは「よっこいしょ」と、少し腰が重たいイベントに思われてしまうかもしれませんが、生活圏内に自然の遊び場がある鶴岡では、気軽にウインタースポーツを楽しむことができます。久しぶりにスキー場を満喫して、恵まれた環境に住んでいるのだと再認識しました。

ナイターのスキー場は滑る楽しさだけでなく、非日常の景色や環境を味わうことができ、他のレジャーと比べてもタイムパフォーマンス・コストパフォーマンスが共に高いなぁと思います。初めての方はもちろん、「最近行けていないなぁ」という方はぜひ、アフター5に「たらのきだいスキー場」を訪れてみてはいかがでしょうか?

オトクな情報

リフト券を購入すると、同時に「くしびき温泉 ゆ~Town」の割引券がもらえます。(有効期限が長いのも有り難いポイント)あっついサウナと、キンキンに冷えた水風呂で、滑った疲れも吹っ飛びます。ゆ~Townは、寝そべりベンチがあるので頭の先からつま先まで一直線にでき全身に血液がめぐります。「ととのい」を体験したい方には特におすすめ。

ナイターを最後まで滑ると時間的に難しいですが、少し早めに切り上げて温泉に行くのも良し。営業時間は21:30ですが、最終入館は21:00ですのでご注意を。

19歳と20歳はいかなきゃ損です。「雪マジ!19・20」の特典を受けることができます。満19歳は一日券がなんと無料、満20歳は半額で利用できちゃいます。

さらにさらに、2月4日(土)、2月18日(土)は櫛引たらのきだいスキー場サンクスデーということで、高校生以下のリフト料金が日中無料の他、小学生以下のゲーム、露天出店などが企画されているようです。
詳しくはチラシをご確認ください。
※高校生は学生証提示で小人料金で利用できます。(1日券2,000円・4時間券1,200円・ナイター券1,000円)

基本情報

名称/櫛引たらのきだいスキー場
営業時間/平日 17:00〜21:00、土日祝日・年末年始 9:00~21:00
電話番号 /0235-57-5470
休業日/なし
SNS/https://www.facebook.com/taranokidai
アクセス/JR鶴岡駅から車で約30分
駐車場/無料

ニショイ

ニショイ

鶴岡市関川生まれのカメラマンのオットと、宮城県石巻市生まれのイラストレーターのツマ。過疎が進む故郷と、3.11で被災した故郷を持つ2人が、『地域のために何かしたい』を原動力に『ニショイ』を屋号にして日々の暮らしをSNSで発信しています。サウナと車旅、3時のおやつ時間が大好きです。庄内のおいしいものや美しい風景、文化、それを支える縁の下の力持ちの方々をご紹介し、皆さんと共有できたら嬉しいです。

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